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矯正装置の種類は、何がどう違うのか
メタル・セラミック・裏側・マウスピースは「見えるかどうか」だけで分かれるわけではありません。適応の範囲も費用も、日々の手入れの負担も違います。
大きく四つに分かれます
大別すると、固定式のブラケット系と着脱式のマウスピース系に分かれます。ブラケットにはメタル(金属)、セラミック(歯の色)、裏側(歯の内側に装着)があり、マウスピースは透明なトレーを段階ごとに交換する方式です。
ブラケットは歯につけたままなので、装置が働いている時間が長くなります。マウスピースは1日20時間以上つけないと計画どおりに動きません。装置を選ぶことは、見た目の問題であると同時に、自分の生活習慣との勝負でもあります。
違いが出る地点
適応の範囲で見ると、移動量が大きい場合や回転・挺出のような難しい動きには、ブラケットが有利なことが多いです。軽度の並びの改善ならマウスピースでも可能です。見た目は裏側と透明が優れ、セラミックが中間、メタルが最も目立ちます。
費用はおおむねメタルが基準線で、セラミック、透明、裏側の順に高くなる傾向です(歯科やケースによる差は大きい)。手入れは、ブラケットが食べ物の詰まりと歯みがきの負担を、マウスピースが着用時間の管理と紛失の危険を抱えます。
装置より計画が先です
同じ装置でも治療計画が違えば結果は変わります。「マウスピースでできますか」より「私のケースでは各装置の長所と短所は何ですか」と聞いてください。診断資料を前に置いて装置ごとの違いを説明してくれる相談が、よい相談です。
判断の基準は、特定の装置ブランドを前面に出した広告ではなく、自分の診断結果から出発した提案かどうかです。
FAQ
よくある質問
マウスピース矯正ですべてのケースができますか。
いいえ。移動量が大きい場合や抜歯が必要なケースは、ブラケットが有利な側です。可否は精密診断を経て分かれます。その根拠を説明してくれるかが重要です。
マウスピースは1日何時間つけますか。
ふつう20〜22時間の着用が勧められます。食事と歯みがきのときだけ外す程度です。着用時間が足りないと計画どおりに動かず、期間が延びます。
セラミックのブラケットはメタルより弱いですか。
材質のため破折の可能性が相対的にあり、厚みもある側です。その代わり歯の色なので目立ちにくくなります。壊れたときの再装着の費用をあらかじめ確認しておいてください。
裏側矯正はなぜ高いのですか。
歯の内側につける分、装置の製作と調整の難度が高いからです。発音に慣れる期間が必要な場合があることも、相談であわせて確認しておくとよいでしょう。
装置ごとに痛みの差はありますか。
移動の初期の重い感じは、どの装置にもあります。ブラケットは粘膜のすれが、マウスピースは交換直後の締めつけ感が代表的です。たいてい数日で慣れます。
途中で装置を変えられますか。
可能な場合もありますが、計画の修正と追加費用が伴うことがあります。始める前に、着用時間を守れる生活パターンかどうかを現実的に考えてみるほうがよいでしょう。
部分矯正はどんな場合に可能ですか。
前歯の一部の軽度な並びの改善のように、範囲が狭いケースで検討します。ただし噛み合わせ全体に影響が及ぶことがあるので、部分で終わるケースかどうかを診断から確かめる必要があります。
装置の費用はどう比べますか。
装置料だけを並べて比べてはいけません。総額=診断料+装置料+月々の調整料×予想回数+保定装置料に換算して、同じ基準で比べてください。
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